携帯電話の料金が劇的に安くなると話題の「格安SIM」。ドコモかauの携帯電話/スマホを持っている人なら、格安SIMに乗り換えることで、毎月の料金を1000円台で収めることも可能になるという代物だ。
さらに、いま使っている電話番号をそのまま新しい格安SIMで使えるのも嬉しいところ。いわゆるMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の制度を利用することで、電話番号を変更することなく、料金を格安にできるのである。
ただMNPで電話番号を移し替えるためには、いま使っている通信会社の契約を解約する必要がある。契約を終了して初めて、乗り換えに必要な「MNP予約番号」がもらえるからだ。
そのため、解約から格安SIMが使えるようになるまでのあいだ、携帯電話が使えないタイムラグが発生するという問題がある。インターネットでのみ契約できる業者の場合、タイムラグは数日に及ぶことさえある。これでは乗り換えに二の足を踏む人も少なくないだろう。
そんな人に朗報だ。家電量販店ではその場で格安SIMの契約が完了できる体制を整えてきているのである。
たとえばヤマダ電機の「YAMADA SIM powered by U-mobile」では、東京・池袋、東京・渋谷、大阪・なんばの3店舗で即日乗り換えが可能。またビックカメラの「BIC SIM」は、北は札幌から南は那覇まで全国に20カ所以上に設置されたカウンターで手続きが可能だ。
一方でヨドバシカメラは、東京・秋葉原のマルチメディアAkibaに、業界初の“SIMフリーカウンター”をオープン。ここでは自社オリジナルのワイヤレスゲートに加え、OCNやBIGLOBEなど通信事業者8社の格安SIMを取り扱っている。
これらのカウンターでは、セットアップを済ませたSIMの装着も行ってくれるので、モバイル機器の扱いに不慣れな人も安心だ。あなたも乗り換えを検討してみる?