近年被害が相次ぎ、ついには24年の流行語にすらなってしまった「闇バイト」。捜査のメスがフィリピンの収容施設にまで伸びたことで、強盗団側も新たな対策に着手しているというのだ。
「闇バイト絡みの強盗はまだまだ続くよ」
そう断言するのは、とあるブローカー関係者だ。いわゆる「ルフィ連続強盗事件」で闇バイト、あるいは「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」の存在が明るみに出てきたが、警察当局が推進する、実行犯募集のSNS規制なども大きな効果を上げないままだ。先の関係者はその理由の一端をこう話すのだ。
「ルフィたちがいたフィリピンの収容所は、金があればかなりの自由が保障される、潜伏犯罪にはうってつけの場所だった。日本とフィリピンの間に犯罪人引き渡し協定がないからね。だが、それでもああしてフィリピン側が日本の身柄引き渡し要請に応じたからにはもうフィリピンは安全ではなくなった。本当に権力のある役人たちには袖の下が効かないし、その時の政権の裁量で引き渡しだってできてしまう。だから、ってことで闇バイトの指示役や特殊詐欺の元締めたちは、もっと裏金が効く別の国にアジトを移転させているんだよ」
そして今現在、犯罪者たちが「安住の地」に選んでいるのが、カンボジアとラオスの両国だという。
「政府の人間ですら、チップで動くからな。買収しやすい国だ。日本の警察だってバカじゃないから当然注目しているんだが、ビザの期限だって金さえあれば何とでもなるから、ホテルや部屋を借りて普通に生活したりしているよ」(前出・関係者)
闇バイト強盗を殲滅するためには「ルフィ事件」同様、組織のトップから一網打尽にする他ないが、まともな手段ではシッポさえ見せないのが実情だというのだ。
一方、日本国内ではまた別の外国人犯罪が蔓延しかねない勢い。裏社会に詳しいアングラ系ライターが言う。
「実は今、ベトナム人コミュニティの増加と共に、日本にベトナム産のドラッグが入り込み始めているんです」
ベトナム人による国内犯罪に関しては、フルーツ泥棒や家畜の豚を盗んで食べるなどの事件がかつて話題になった。ライターが続ける。
「色々な地方都市、あるいは都内にもベトナム人だけが利用するバーやカラオケが増えてきて、ベトナム人客の間でベトナム産のMDMAやLSD、コカインとはまた違う吸引式のドラッグなどが流通し始めています。目ざとい在日中国人のディーラーなんかが、すでに接触を始めていますから、そうした不良外国人の手で効き目も後遺症も不明な恐怖のドラッグがバラ撒かれるかもしれません」
タタキとクスリで日本の治安を乱す不良外国人は早々に国外に出ていってほしいものだが‥‥。