親善試合とはいえ、カブスとドジャースのメジャー2球団に連勝した阪神タイガースに対し、同様に2チームと親善試合を組んだ巨人は連敗。そしてカブスとドジャースは、3月18日のメジャー開幕戦へと突入した。
実は阪神、メジャー球団にはめっぽう強い歴史があった。阪神が開幕前にメジャー球団と戦ったのは過去4回。前回2012年、アスレチックスとの対戦は、初回から4番・新井貴浩が2ランを打つなど乱打戦を制し、12-6で圧勝した。同じ年のマリナーズ戦も、金本知憲の2ランと岩田稔の5回完封により、5-1で勝利。2004年には松井秀喜やジーター、A・ロッドを擁するヤンキースを19安打でボコボコににするなど、11-7で退けている。
メジャーの日本開幕により、阪神に親善試合のお鉢が回ってきた4回(2004年、2008年、2012年、2025年)の通算成績は5勝2敗1分の勝率6割2分5厘。
調整のための親善試合とはいえ、今回のドジャースはスネルとグラスノーの2枚看板が登板し、打者もベッツ不在を除けば、ほぼベストメンバーだった。
一方で、巨人の対メジャー成績は芳しくない。今回を含め、12戦して3勝9敗で勝率2割5分。阪神よりはるかに劣るのだ。
試合後には、大谷と山本由伸、佐々木朗希の主催でマグロの解体ショーもある寿司や焼鳥の名店を招聘した豪華食事会が開かれ、ドジャースの選手が大喜びする様子が広く報道された。だが本当にうまい酒を飲めたのは、阪神ファンだったかもしれない。