あの人気小兵力士の「ソックリさん」に、相撲ファンがザワついている。
この1月場所より十両に復帰する木竜皇が、ソックリさん側だ。いったい誰に似ているのか。スポーツ紙デスクが苦笑する。
「幕内の宇良ですよ。目鼻立ちが酷似しているだけでなく、公式プロフィールの身長と体重は宇良が175センチ140キロで、木竜皇が177センチ135キロとサイズ感が近い。宇良のイメージカラーは、まわしの色に採用されているピンクですが、木竜皇も鮮やかなピンク色の浴衣をしばしば着用しています。どうも木竜皇が意識的に宇良に寄せているんだとか。パッと見では区別がつかない相撲ファンは少なくありませんね」
もっとも、「角界の業師」の異名を持つ元三役力士と、相撲スタイルは似ても似つかない。
「木竜皇は左四つで組んで寄り切るのが得意の形。父親の元前頭・時津海ほどの上背こそありませんが、型にハマればそのまま土俵外に押し出してしまう馬力が売り。九州場所の取組を見るに、新十両の頃よりもパワーアップしています。対戦相手の特徴をしっかり研究して取組に臨めば、再び十両の壁に跳ね返されることもないはずです」(前出・スポーツ紙デスク)
ちなみに、マイブームは「映画観賞」。邦画や洋画問わず、若い衆同士で映画館に足を運んでいるようで、
「昨年末に『はたらく細胞』を見に行ったそうです。映画談義に花を咲かせるのがリフレッシュタイムになっている」(相撲部屋関係者)
メガヒットを記録した実写映画に負けじと、好角家たちに語られる存在になってほしい。