挑戦者のキム・イェジュン(韓国)を4回KOで下したボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の「今後の展開」はというと、まずはラスベガスでWBC1位のアラン・ピカソ(メキシコ)と対戦。その後はサウジアラビアで、元WBA・IBF統一王者で現WBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と拳を交える公算大だ。
そしてなんと、WBAフェザー級王者ニック・ボール(イギリス)への挑戦を挟み、再びスーパーバンタム級に戻して、1階級上げてくるであろう現WBC世界バンタム級王者・中谷潤人と激突する壮大なプランがあるという。
これに元世界2階級制覇王者の亀田大毅氏が、自身のYouTubeチャンネル〈亀田大毅〉で語ったのは、井上と戦うはずが自身の目の負傷で試合延期となり、チャンスを逃したサム・グッドマン(オーストラリア)のことだ。
「グッドマンはどうすんのやろな。ファンのみんなは、やらなくても別にどうでもいいと思ってると思いますけどね」
そして亀田氏は、興味深い提案を口にした。
「中谷選手が(階級を)一個上に上げてきて、グッドマンなり誰かとやるとか。井上選手みたいな勝ち方をスーパーバンタム級で1戦、2戦やって。井上選手の最後のスーパーバンタム級で中谷選手と戦えた時が、井上選手にとっても一番の楽しみな試合になるのかなって思いますけど」
そしてグッドマンに今さら井上と戦ってほしいとは思わないが、中谷となら面白い試合になり、中谷のいい「踏み台」になりそう…というのがボクシングファンの声のようである。
夢のビッグプラン実現のためにも、井上と中谷には勝ち続けてもらいたい。
(所ひで/ユーチューブライター)