楽天がドラフト1位ルーキーの宗山塁で「荒稼ぎモード」に入っている。2月の春季キャンプでは、球団のグッズショップ内に特設コーナーが設けられた。
「こんなことは田中将大が入ってきた時でも考えられなかった。今や全国区の選手はYouTuber的な見られ方で注目されている辰己涼介くらいで、ホンモノのスター選手は不在。宗山なら、そこへ辿り着ける実力はあると思います」(球団OB)
もともと米軍施設跡地に建設された球場でのキャンプだけに、周囲に飲食店がある場所ではない。そのため、わかりやすい経済的な「宗山フィーバー」はまだまだ限定的だ。
「とにかくレプリカのユニフォームは飛ぶように売れている。楽天ナインは本拠地・仙台の気象条件を考慮して、3月の主催オープン戦は倉敷、静岡でこなし、仙台に戻るのは3月下旬。開幕は京セラドーム大阪で迎えます。楽天モバイルパーク宮城での試合は、2カード目の平日開催になる。宗山の名前があるうちにガッポリ稼ぎたい、そんな思いが球団からは溢れ出ている。シーズン直前になれば宗山グッズは増え、宗山にちなんだ飲食物が多数、登場するようです。商機を逃してはならないと、球団スタッフはこれまで以上に気合が入っていますね」(前出・球団OB)
その前に2013年以来、遠ざかっているリーグ優勝、日本一実現をなんとかしないといけないのだが…。